日記|5年目のハリスツイードジャケット

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ハリスツィード。
今や猫も杓子もハリスツィードという感じで、昨冬は、あのヴィヴィアンウエストウッドみたいなマークのラベルが、様々なものに付いていました。

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ハリスツィードとは、イギリスのハリス地方で飼育された上質の羊毛を、それぞれの家庭において紡いだものです。
その各工程は手作業が基本で、その材料となる羊毛も手作業で選別、手織りされ、その品質の管理は徹底されています。
ハリスツィードとして出荷するには、生地としての重量密度や染色などの規格が厳格に決められており、基準に満たないものは、ハリスツィードの商標を使うことができないとのこと。
この辺は、今治タオルも同様ですね。地域としての産品のブランド力を保つには必要なことなのでしょう。



最近は、ツィードジャケットというと薄手なツィード生地を使用しているものが主流です。
それに対して、僕が4年前に古着で買ったこのツィードジャケットは極厚生地にして、割りとしっかりとした肩パットが入っており、「イマドキ」な感じではありません。

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たぶん前の所有者が東京都中央区のテーラーかどこかでオーダーしたものだと思います。
しかしながらシルエットは僕にもばっちりで、これは出会いだなと思ったのですが、やはり、パットでがっしりとした肩周りとちょっと長めの着丈がイマドキな感じではなく、なにかしっくり来ない感じがして、たまに着ていましたが、ほぼ4年間クローゼットの中で過ごしました。

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イマドキのツィードジャケットと比べるとかなり厚い

しかし、これらのがっしり具合も悪いことばかりではありません。
ツィードジャケットの上には基本的にはコートは着ないものらしく、薄手のものでは寒そう。
しかし、この時代遅れの極厚ツィードジャケットは、防寒着としての性能はなかなかのもの。
ウールのコートと遜色ありません。

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そして、そんなツィードジャケットが、今冬はなぜか急にしっくり来るように。
これが雑誌でよく見る「今の気分」というものでしょうか。

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そのがっしりした作り故に、これからの時期によく着るこれらの厚手のニットにも負けず、昨今の薄手でミニマルなシルエットのツィードジャケットではないので、ニットの上に羽織ったときに窮屈な感じになりません。

下は先日のOuurのウールパンツを合わせれば、羊の優しさに包まれて、この冬をぬくぬくと過ごせそうです。

かの白洲次郎氏が言ったという、新品ツィードジャケットは軒下で2、3年干して脂が抜けたくらいがちょうどいい(確かそんな感じ)という言葉を信じて4年待った甲斐がありました。

古着ですけどね。
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