日記|カビたマナスルシューズを丸洗った



カビ菌を洗い流すために、マナスル、何度目かの丸洗い。

マナスルシューズP−1がカビてしまったので、天日干し等カビ対策をしましたが。
→Reboot 2015/07/26 「日記|カビ発生につき緊急対処。」

いつもならこれで終わりにしてしまいますが、僕の靴の参考書「紳士靴を嗜む」(飯野高広 著)によると、そのあとさらにサドルソープで洗うという工程があったので、試してみました。

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ただ、サドルソープは10年以上前のものしかなく、容器のサビでちょっとひどいことになっているので、LEXOLのレザークリーナーで丸洗いしました。
ブーツはこれで何度も丸洗いしているし、すすぎ残りがこちらの方が少ない気がします。
気のせいかもしれませんが。

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上の画像のとおり、一度全体を濡らしてから、クリーナーをスポンジに取ってよく泡立てて洗います。
ゴシゴシとやらずに、泡で撫でるように。泡で洗うという理想的な洗顔の要領で。

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そのあと、よくすすぎます。
すすぎは流水だけではクリーナーを落としきれないので、流水で泡を落としたあと、水に浸け置きます。
10分くらい置いたら水を換えて、何回か繰り返したら完了。

全体をタオル等でよく拭き取ってから、外で乾かします。
この時期は、乾かすのも時間が勝負。
室内の風通しのよいところで陰干しというのが理想ですが、僕は、たまに直射日光が当たってしまうくらいの場所で4日間くらい干しておきました。

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これが1日目の夕方の時点。まだ全体的にしっとり。
革靴はなかなか乾きません。

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半乾きくらいのうちに一度クリームなどで保革をしておくと、乾ききってパリッパリになることが少ないので、ここで全体にサフィール ユニバーサルレザーローションを塗っておきました。

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外側は完全に乾いても、なかなか中底までは乾かないものです。

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中底まで乾いたら、ここでシューツリーを入れました。
本来ならもっと早く、むしろ最初から入れるべきかもしれませんが、とにかく中の乾燥を優先させるため、中までしっかり乾くまでは入れずに乾かしました。
この辺は、状況によると思います。

シューツリーを入れて最後にもう1日乾燥。

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アッパーは、保革しながら乾かしたおかげかパリッパリではなく、カサつく程度。
たぶん保革しないで、これだけ日光に当てて乾かしたら、パリパリになってしまうと思います。

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とはいえ、さすがにそのまま履ける状態ではないので、改めて保革。
今回は、Collonil premium ディアマントクリームを使用。
これ、P−1のペッカリー革と相性がいい気がします。

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向って左(右足)が塗り込んでブラッシングしたあと。
向って右(左足)が乾燥させたまま。

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この自然な光沢がちょうどいいです。
どの本、どのブログでも絶賛されていたので、なかなか買う気になれず、廃盤になるというので慌てて買いましたが、これは本当にいいクリームです。
もったいなくて、こういう絶対このクリームを使わなければという場合のみ、ちびちび使っています。

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両方とも、クリームを塗って豚毛ブラッシング、馬毛ブラッシング、乾拭き、あとソールにはオイルを塗って完了です。

丸洗いから1週間近くかかりましたが、乾燥途中で再びカビさせることも、乾燥させすぎて傷ませることもなし。
それから、古靴の臭いが薄まるという効果もありました。

丸洗いは、すすぎと乾燥が肝。
すすぎが甘いと乾燥させたときにアッパーに白く何か粉状のものが浮きます。
乾燥は、加減を間違えるとパリッパリのビーフジャーキーにしてしまったり、ふたたびカビさせてしまうことも。

この辺は経験、というか覚悟を決めて行うしかありませんね。
常に見張っていられる状況ならいいのですが、どうしても平日、仕事に行っている間に乾かすしかない場面もあります。
なので丸洗いはできるだけ金曜日などの休日前夜あたりから作業開始がいいんじゃないかと思いますね。
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