ブーツのエイジング加工サービスがあるらしい。

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何か雑誌を買おうかと書店でパラパラと立ち読みしていたら、気になる記事が。
ブーツのエイジング加工を行うお店があるとのこと。
それと同じお店かはわかりませんが、たしか数年前にもやはり何かの雑誌でそんなのを読んだ記憶があるなあと頭に浮かんできたのが、確か木づちでブーツのエッジをつぶしている写真。
その後、話を聞かなかったので、需要がなかったんだろうなあと思ってしましたが。

えー、それってどうなんだろうとちょっと思うところあり。
今回記事を書くにあたり、少し調べたらすぐにお店はわかりましたが、あまり肯定的な内容にならなそうなので、店名等は書きません。

主なターゲットは、平日はブーツが履けず、週末しか履く機会がないのでなかなか経年変化、エイジングが進まない人たちだそうです。
確かに、ぜーんぜん進みません。
この前の記事にも書きましたが、僕のWESCO BOSSも主に週末、たまに平日も履いて仕事しているくらいですが、この程度の経年変化です。

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と言っても、新品と比べると随分変わったんですけどね。
で、その加工をお願いすると、僕のこのWESCO以上に履きこんだ「感じ」になるようです。
これもオーダーの際に、だいたい何年くらいのエイジングでと指定できるそうです。

そして、アッパーに履きシワ、擦り傷加工などを行って、つま先が反り上がると、何年も履きこんだ「感じ」に。
けっこう手間がかかるのか、依頼する人が多いのか、1、2カ月待ちなんだそうです。
サービスの料金が特別高いわけではないことを考えると、依頼する人が多いのかもしれません。

そういった加工を業にすること自体には僕は特に何か言うつもりはありません。
ただ、オーダーする人に少し疑問が。

1.いったい何を楽しみにブーツを買うのか。
始めは硬くて馴染んでいないブーツを、履きこんで徐々に自分の足に馴染ませ、生活に馴染ませというのがブーツの楽しみだと僕は思っています。そうしていってブーツはかっこよくなっていくものだと。
(だから、始めからなんだかかっこいい感じのするFOOT THE COACHERとかROLLING DUB TRIOはあまり好きではないのです。)
最初から履きこんだ感じ加工してあったら面白みが半減するような。

2.足に合うのか。
最初にアッパーに入ったシワってなかなかとれません。加工作業においては大体がアッパーのシワ入れも行うと思いますが、ジャストサイズのブーツでアッパーのシワと実際の屈曲部位にズレがあると、シワが噛みついて痛くならないんですかね。
そうなっても文句を言わないという約束で加工をお願いするんだとは思いますが。

3.それを履いてどういう顔をするのか。
お、そのブーツ履きこんでるね!とか言われたら、「はい!○年履きこんでいます(加工の設定上では)」と言うのでしょうか。
それとも、「いや、これ加工なんですよ」頭ポリポリと言うのか。

率直に記事を読んだときに思ったことを書くと、決して安い買い物ではないブーツを、さらにお金を出してお手軽に履いた感じを出したいという人が、これから数年そのブーツと付き合うとは思えず。
だったら、履いて飽きたら、なんか気分と違うとか言って、「手放して」しまうのだからわざわざお金を出してエイジング加工などせずに、なるべく新品に近い状態にしておいた方がよくないかなということです。

わざわざお金を払って1、2ヶ月待つんだったら、その1、2ヶ月週末だけでも自分で履けばそれなりに経年変化します。

好意的な解釈をすると、加工ジーンズとかと同じ感覚なのかなという気もしますが、なんかもったいないなと思ってしまいます。
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