ガラスが流れ落ちる速度

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ガラスは液体である

理科の授業でそう習った記憶はありませんか。

固いものが固体、形を変え、流れる物が液体という感覚からするとガラスは固体であるように思えます。
しかし物質としての構造を見たときに、固体であれば分子の並び方が一定の規則を持っているはずですが、ガラスは液体のように分子が自由気ままに並んでいる状態なんだそうです。

簡単にいうと、固体のようにふるまう液体、またはその逆、超粘性の液体なので、我々の感じることのできる時間の範囲では変化は感じられませんが、実はゆっくりとその形を変えている、そうです。


(この辺は、ポンコツ理系のうろ覚えなのであまり突っ込まないでください。検索するといろいろ参考になるページが出てきますので詳しくはそちらを)

これを考えたときに、ガラス革も同じだなと思いました。

我々が普通に生活している中で見ることのできるガラスの変化というと、キズがつく、割れるといった程度でしょう。
家の窓ガラスを見ても、汚れたな、そろそろ拭かなきゃと憂鬱になることはあっても、窓ガラス自体の変化を感じることはできないはず。

ガラスレザーは、その製法上、経年変化をするものではないというのが大方の意見のようです。
それこそ、買った時点が革としては最高の状態で、以降は割れ、キズによる劣化しかしない、と。

果たしてそうなのでしょうか。

材質としての革を見ればそうなのかもしれません。
しかし、経年変化とは、製品、靴として見たときに、割れやキズといった材質としての劣化も含め、靴に経過した時間を3次元で感じる凄みのことをいっているのだと考えています。

さて、前置きが長くなりすぎました。




なので、このREGALのガラス革の靴も、一見あまり変靴して見えなくても、ロングスパンでの経年変靴が期待できるのではないかと思ったわけです。

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何の雑誌か忘れましたが、ガラス革の革靴でコードバンに匹敵する経年変化の凄みを感じさせる靴を見たことがあります。
それはREGALではなかったですが、僕もせっかく結婚式で履いたこの靴を、その高みまで持って行こうと思います。

その変化は超粘性の液体の流れる速度。
決して性急にならず、日々の手入れを欠かさずに。

ガラスが流れ落ちる様を眺めるくらいの気持ちで。

(ちょっと前置きのつもりだったんですが、長くなりすぎました。いつのも経年変靴レポはまた別記事にします)
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