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古靴こそ製法にこだわれ|デッドストックのMARUZEN グルカサンダル、秒速で逝く


三交製靴の革靴2足の出来がよかったので、たまにヤフオクでデッドストックのMARUZEN名義の靴を探しているのですが、先日発見したこのMARUZENのグルカサンダル。

デッドストックでお値段1,980円だったので夏に向けてグルカサンダルならつま先も保護されるしいいかもと思い、入札し、落札。

届いたので、さっそく手入れをしました。
少しカビの跡があったので、ステインリムーバーで全体を拭き、内側を消毒用アルコールで拭く。
サフィールのユニバーサルレザーローションでアッパー全体を拭き、豚毛ブラシ、乾拭き。
最後にKIWIの黒のワックスを軽くかけて乾拭きで完了。

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手入れをしながら、革質はまあいいやとして、作りは三交製靴にしては雑な感じがあるなと思わないでもなかったり。
ソールの製法がセメント製法で、ボンドがべったりとはみ出していたり。
全体的な出来の雰囲気が先の2足とちょっと違うようには感じました。

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履き口のあたりにはラギッドシューズ、マナスルシューズの面影が見えるような気もします。
出来としてはまあそれなりなのかなと。

ひとつ気になったのは、インソール。

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革ではなく、テーブルクロスのようなシートが貼られていてこれが吸湿性皆無。
足の裏がペタペタして少し不快感がありました。
このテーブルクロスがアッパーの裏側にもインナーとして貼られていたのですが、接着剤の劣化によるのか剥離していて履き心地が悪かったため、すべて引きちぎり剥がしました。

このとき試し履きした足に、ベタッとした接着剤の溶けたものがくっついていて、ちょっと嫌な予感がありました。
もしかして、ソールの接着剤も劣化しているのではないか。

部屋履きでは問題ありませんでしたが、試しに近所を歩いてみました。
100mほど歩いたところで違和感。
屈曲部からソールが剥がれてきていました。
すぐに引き返し、家まで戻った頃には。

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3枚におろされていました。
家に着いたときには裸足。夏を感じました。

中から金属板が出てきて、これがシャンクってやつかー初めて見たなとちょっと感動。


今回の教訓として、僕は靴の製法はそれほど気にしていないつもりなのですが、やはりセメント製法は古靴の場合は手を出すのは危険ですね。
今回は製法を気にせずにというかまったく考えずに購入したのですが、ソールを貼り付けているセメント(接着剤)の劣化は古靴の場合は絶対にありますからね。

今市販されている靴の接着剤はもっと強力で持続性も高いのかもしれませんが、1,000円くらいの安いつっかけサンダルの寿命が、ソールの削れではなく、つま先の口が開くことがほとんどであることから、やはりセメント製法は信頼性が低いのかも。
何度か古靴を購入しましたが、グッドイヤーウェルト製法で秒速で逝くことなんて今までにはなかったですから。

ちなみにこのサンダルは、マッケイ製法でオールソールもできなくはないのかなとも思いましたが、廃棄しました。

古靴購入の際には、セメント製法には気をつけよう。
革靴に限らず、スニーカーは特に、でしょうね。

新たな知見が得られたということで、今回は勉強になりました。


べ、別に泣いてなんかいないですよ。
サンダルなら今年の夏はフリーリフトを履きますからいいですよ、一体成型だからソールが剥がれないし。
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コメント

記事、面白かったです。思わず笑いました。ありがとうございました

2018/06/02 (Sat) 20:47 | #- | URL | 編集
Re: 古靴こそ製法にこだわれ|デッドストックのMARUZEN グルカサンダル、秒速で逝く

コメントありがとうございます。

楽しんでいただけて幸いです。

2018/06/06 (Wed) 05:21 | mc #- | URL | 編集

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