柴田慶信商店 白木小判弁当箱(小)|BUY

いつも妻が弁当を作ってくれるのですが、7年くらい使ったプラスチックの弁当箱が壊れたので新しい弁当箱を探していました。
同じようなものなら500円くらいで売っていて、これでいいかなあとも思ったのですが。

これでいいか

で身の回りのものを選ぶと、これでいいやな人生になりそうで、これだ!という品物を探すことにしました。

そして、最近のお弁当ブームの中心にある「曲げわっぱ」にたどり着きました。
今回、僕が購入したのは柴田慶信商店の秋田杉白木の弁当箱の小サイズ。

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むせかえるほどの杉材のにおい。
スギの花粉症なので、くしゃみが出るのではないかと思うくらい。

秋田杉。
僕には秋田とまったくつながりもありません。
もし地元の山武杉の曲げわっぱがあったらそちらを購入していたのですが、どうやらそんなものはないようなので、だったら有名な秋田杉にしようと。
秋田杉には、人が手をかけていない森でゆるやかに成長し、年輪が詰まった天然秋田杉と、人が手を入れた人工林で元気にすくすくと成長した年輪の幅が広めの秋田杉の2種類があるそうです。

秋田杉の曲げわっぱは天然秋田杉の細かい年輪の模様とそれによる高耐久性が特徴ですが、人工林で育った杉にはその特徴がやや弱い傾向が見られるので、やはり天然秋田杉が重宝されるそう。
でも、天然秋田杉はすでに伐採が禁止されており、現在の曲げわっぱは(人工林の)秋田杉使用のものだそうです。
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蓋の天板は比較的目が詰まっている気がしますが、ここ最近の生産品なので僕のも天然秋田杉ではないんだろうなと思います。
もしかしたら部位によって使い分けていたりして。

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曲げわっぱ。
薄くした杉材を円形に反らせて作る伝統工芸品です。
バキッと折れずにこのように反らせるのが難しいんでしょうね。

杉材の抗菌作用と、天然の白木がご飯の水分を吸ってくれるので、炊きたてご飯を入れていてもベチャベチャとせず、時間が経って冷めてからもおいしく食べられるとのこと。
今回はその特性を十分に感じたく、無塗装の白木のものを選びました。
柴田慶信商店の曲げわっぱはすべて白木仕上げですが、探してみるとだいたいの曲げわっぱはウレタン塗装が施されたものがほとんどです。
洗ったり、乾かしたりと扱いに一手間二手間かかる曲げわっぱの弱点をカバーされているんですが、
どうしても曲げわっぱの特性もスポイルされてしまいます。
それならプラスチックのものを買うのと何が違うのかという自問自答の末、だったら白木のものを使ってみて、これは僕には扱いきれない、ウレタンのものがいい、やはり手間がかからないプラスチックだというならそれはそれで一つの真実です。

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合せ目は桜の木の皮で止めていますが、ボンドでも止めてあるそうです。
確かに桜の木の皮だけではちょっと耐久性に心配ありますからね。
いや、うんちく好きとしてはボンド不使用の方が沸き立つんですが。

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中の仕切り用の板が付属。
成人男性が使うにはちょっと小さいですが、僕のカバンの幅の問題もあり、16cm幅のこの(小)サイズを選びました。

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蓋は意外とスポスポ。
持ち歩くとき、開けるときは注意が必要です。

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試しにご飯と夕飯のおかずの残りを詰めてみましたが、ぜんぜん詰められません。
これはご飯だけを入れるものとして、あとはおかず用に同サイズくらいの弁当箱を探しています。
おかず用はウレタン塗装や漆塗りの曲げわっぱ弁当箱を使ってみて耐久性を比較してみるのもいいかもしれません。
そういう組み合わせの曲げわっぱの2段弁当箱もあるらしいんですけどね。


この弁当箱、実際に使い始めて一週間以上経ちますが、洗い、乾かすという手間はまだ手間として楽しめています。
これから先はどうかわかりませんが。
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