素人が靴磨き用品を集めてしまうのは無意味なのか|日記

革靴に興味を持つと、靴の次に集め始めるのが靴の手入れ用品。
ロフトの靴用品コーナーなどいろいろなクリームがあってどれにしようか迷うどころか、あれもこれも試してみたくなって気がつけば靴用クリームが使い切れないほどあるという人が多いと思います。
僕もそうです。

こんなに買っちゃって意味ないよなと反省し、今ある在庫を使いきるまでは新しいクリームは買わないぞと決めているのですが、あれこれクリームを買うことにはまったく意味がないかというとそうでもないのではないかと最近思います。

手肌に塗るクリームありますよね。
ニベアで十分という人もいれば、高い数千円するクリームでないとダメという人もいる。
僕はニベア派でしたが手荒れが治らず、ボーソー油脂のスクワナチュレハンドクリームを使ったら劇的に改善したことがありました。
また、子供が肌荒れでがさがさになってしまい、皮膚科で処方されたワセリンを塗り続けていましたが一向に良くならず、ワセリン配合の乳化ローションに変えたところ、さらさらの肌になりました。
人の肌に塗るクリームやローションは、肌の状態、体質により、効果がかなり違うということです。

それは革靴の革にも同じことが言えるのではないか。
靴クリームもそれぞれ乳化性、油性などの性質の違い、材料の違いがあります。
革の体質つまり革の鞣し方でしょうか、経年による表面の硬化や今までの手入れといった革の状態によって、最適な性質、材料、配合があるんだと思います。
カチカチに固くなった革にはクリームよりも浸透しやすいローションの方がいい、革の鞣しがクロム鞣しなので鉱物系油のクリームがいい(実際どうかは知りません)とか、靴によって違うので、今この靴に最適なクリームを選ぶには、やはり種類を揃える必要はあります。

考えなしに、スーパーの試食品のごとく、あれはどうかこれはどうかとただ味見しているだけでは、無駄に数ばかり増えるだけでやはり意味はありません。
目的意識を持ち、ロフトであこれ買ってみようではなく、手持ちの靴としっかり向き合って考えて買うならば、靴クリームが増えるのにも意味があるのかもしれません。

でも、実際には今この靴に最適なクリームがどれかなんて素人である我々趣味靴人にはわかりません。
そこでプロの靴磨き屋さんがいるのかなと思います。
靴磨き好きな素人と彼らプロでは向かい合う靴の数も種類も段違い。
ピンからキリまでさまざまな靴を数百、数千と磨いてきた経験こそがプロとアマの違いです。
だから、靴磨きの方法を雑誌やネットで公開できてしまう。
やり方だけマネしても同じようにはいかないという自信からでしょう。

自家製クリームをその場で調合して〜という靴磨き屋さんもいます。
自家製なんて出所不明の秘伝のタレなんて信用ならんぞと思っていましたが、プロの経験から、より浸透する、より光るという調合、それこそ一般品では届かないかゆいところに届く、本当に靴と向き合うとそんなクリームが必要になってくるのかもしれません。
素人とプロでは靴の状態にフィットさせる目盛りが違うということだと思います。

そこに近づけるためには素人は市販品を買うしかないわけですが、繰り返しになりますが、考えなしに買うのはまったく意味が無い。
「まったく意味がないかというとそうでもないのではないかも」と冒頭で書いたのは、実際には素人に意味があるところまで追求するのはほぼ無理なんじゃないかということからです。

せいぜい緩いクリーム、硬いクリーム、手持ちの靴の色に合わせた補色クリーム各種くらいで十分なんでしょうね。
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