コードバン靴はゴリゴリ擦って手入れする|MAKERS V TIP BLUCHER |経年変靴レポ3



コードバン靴の悩みは、雨などの水跳ねによる斑状のしみ。

もともとコードバンは毛羽立った表面をなでつけて光沢を出しているため、水滴が付くことで毛羽が立つために起こるそうです。

つまり、班を直すにはなでつけて毛羽立ちを寝かせてやればいい。

だから今回の手入れは、ゴリゴリ擦ってやりました。


今回の手入れは、

汚れ落とし  サフィール ユニバーサルレザーローション

保革・補色  オールデン ブーツクリーム(黒)

補色・保護層 オールデン ワックス(黒)


サフィールのユニバーサルレザーローションで汚れを落とします。

そして、班が目立つ部分をゴリゴリ擦ります。

このコードバンを寝かせるアビィ社の販売している水牛の角で出来た「レザースティック」という専用品があります。

僕は持っていないので、今回はデリケートクリームのガラス瓶の底で擦りました。


(擦ったあとの画像をうっかり消してしまって、ありません)

擦ると当然、光沢がなくなって跡がつきますが、ブーツクリームを塗って乾拭きするとまったく目立たなくなります。

仕上げにワックスをブラシにとってささっと塗り乾拭きして完了です。



IMGP9229.jpg 


普通のカーフなどの表革の靴だと、やったことはありませんがゴリゴリと擦るとおそらくタダでは済みませんが、コードバンだとこのとおり擦った跡がまったくなくなります。



IMGP9241.jpg 


比較のため、左側(右足)だけ擦ってみました。

わかりづらいですが、班が目立たなくなりました。



IMGP9230.jpg 


ワックスを塗りましたが、目的は光沢ではなく、あくまで水滴除けですから、鏡面磨きのような光沢は出していません。



IMGP9234.jpg 


ゴリゴリ擦るならば、ついでにソールの手入れ。

靴底の汚れを落としてから、無色のワックスを塗りこんでガラス瓶の底で擦り、革底の毛羽立ちを寝かせて磨き上げました。




革靴を手入れするのにゴリゴリ擦るのはちょっと勇気が必要ですが、コードバンだったら平気です。

コードバンは「水に弱い」のではなく、水に濡れるとそのあと手入れがちょっと手間がかかるだけです。

手入れをすればちょっとした雨や水滴なら弾けるし、意外とタフな革です。


そのちょっとの手間が面倒ではあるのですが。
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