100均で買えるペネトレイトブラシはどうなのか|日記

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ちょっと前に話題になった100均で買えるペネトレイトブラシ。
ペネトレイトブラシというかシェービングブラシらしいんですが。

ペネトレイトブラシというのは、靴の手入れをするときにクリームを靴の表面に伸ばすときに使うブラシです。
これがあると、細かい飾り穴や、靴底とアッパーの隙間までクリームを塗りこむことができます。
ただ、安い物でひとつ400〜500円くらいするため、必要なのか、布で十分だろうと靴の手入れに一家言ある人たちの間では議論のテーマとなることがあるものです。
靴磨きを生業にしている人たちの間では、たぶん使わない人の方が多いかもしれません。
僕は、あってもなくてもいい、必ずしも必要ではないという考えです。

「100均のこれで代用できる」シリーズは、けっこう好きなんですが、どうも好きなのは、そのアイディアや発想のようで、だから専用品なんか要らないんだという考えは好きじゃありません。
また、それを自ら考えたわけでもなく、ただただマネしてそうだ要らないんだと声を上げているのは、もっと好きではないようです。

しかし興味があったので、僕も買ってみました。
結論から先に書くと、これは比較しちゃダメでしょう。

物自体は、シェービングブラシらしいですが、とてもではありませんが、シェービングブラシとして使える代物ではありません。
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毛はゴワゴワ。長さも不揃いだし、硬すぎます。

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毛は、根本を接着剤かなにかでガッチリと固めて、樹脂に接着しているようです。
安い習字の筆と同じやり方です。

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根元あたりは毛がガッチガチに固まっており、ブラシとして機能するのは、真ん中辺りから先までです。

ペネトレイトブラシと比較してみます。

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このペネトレイトブラシは、一つ400円くらいのデパートなどの紳士靴売り場でよく売っている普通のものです。
ペネトレイトブラシは、毛の根本から柔軟性があるのでブラシとして機能するのに対し、100均ブラシは、根本からちょうどペネトレイトブラシの毛先と同じくらいの位置まではカンペキに固定されていて、ブラシとしては機能しません。
これをペネトレイトブラシとして使う場合は、毛先をカットするらしいのですが、ブラシとして機能させるためには、ペネトレイトブラシの倍の毛の長さは残さないとダメそうです。
そうすると、ブラシに残るクリームがペネトレイトブラシよりも多くなり、クリームの消費量が増えてしまいそうです。

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なぜ、ペネトレイトブラシは根本から毛に柔軟性があるかというと、それは毛の生やし方に違いが有ります。
100均ブラシが毛束を1つでズドンと作っているのに対し、ペネトレイトブラシは19の毛束を作っています。
100均ブラシのように接着剤で外側のブラシの部分まで固定されていませんので、毛の長さもこれで十分です。
そもそもが、シェービングブラシとペネトレイトブラシを比較しているので、毛の生やし方を比較してもしかたがないのですが、普通のシェービングブラシは根本から柔軟性はありますから、このブラシ自体が最近の100均の品にしては、出来が悪いように思います。

ペネトレイトブラシは始めは毛が抜けるのですが、この100均ブラシは毛が抜けないのが利点らしいのですが、毛が散らかるので、抜けてはいないかもしれませんが、多分、切れ毛はあるのだと思います。

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ペネトレイトブラシの代わりはこの100均ブラシで十分だというのは、靴なんかみんな同じだというのと同じ考えだと思います。
もちろんそういう人もいるでしょう。
靴だって外を履いて歩ければ、革靴としての体裁さえ整っていればいいのだという人だっています。
むしろ、その考えの方がメジャーな層でしょう。
ただ、このペネトレイトブラシを使おうと考える層は、これを専用品として作られているペネトレイトブラシと同列に考えるのか。
100均ブラシは税抜き100円、ペネトレイトブラシは税抜き400円くらいのものですが、その価格差の分だけの品質の差はあります。
むしろ、今回比較したら、ペネトレイトブラシは、この価格でよく作ってあるんだなと感心しました。

本来、ペネトレイトブラシとして使ってみて、その使い心地も比較するべきかもしれません。
しかし、どちらもペネトレイトブラシとして使えるでしょうが、ポリッシングコットンと布の切れ端を比較するようなものです。

それにこのブラシ、今、他の用途で使っていて、テレビのリモコンやパソコンのキーボードのボタンの間のほこりを払いのに便利です。
毛が硬いので、ボタンの奥のほこりもしっかりと払ってくれます。
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